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テクノプロジェクトの技術欲で 一人でも多くのしまねの人を 笑顔にしたい

テクノプロジェクトの技術欲で
一人でも多くのしまねの人を
笑顔にしたい
テクノプロジェクトの技術欲で
一人でも多くのしまねの人を
笑顔にしたい
山中さん
山中さん (代表取締役社長 )

1987年にテクノプロジェクトに入社(入社36年目)
2016年にCEO(Chief Executive Officer)に就任。

山中さん 山中さん_SP

代表取締役社長を務める山中さんに、社長としての思いや社員への期待、そしてスローガンに登場する「技術欲」という言葉に込めた思いなどについて聞いてみました。

■「”しまね”を笑顔に」山中社長の願いとは

――普段どのような思いで会社を経営していますか?

【”しまね”の人を笑顔にする知恵を絞り、”しまね”全体に強運を呼び込む努力を続ける。】
これが私の思いです。
私にとっての幸せとは笑顔なのですが、笑顔は1人でできるものではなく、笑顔の先には笑顔があると思っています。それは家庭だとか職場だとか、場所を問いません。もちろん、誰しも困難や悩みが1つもないことはないとは思いますが、笑顔で語り合い、笑顔で過ごす時間、それ自体が幸せだというのが私の考え方です。その幸せをより多くの人、まずは自分の住んでいる”しまね”の人達に享受してほしい、そしてテクノプロジェクトが少しでもその幸せの要因になりたいと思っています。

――社長の描く”しまね”の理想像とはどのようなものですか?

“しまね”のいたるところでどこでもみんなが笑い合っている、そういう地域にしたいと思っています。そのためには、今の”しまね”は変革が必要だと感じますし、変革のためには知恵を絞る必要があります。というのも、ここは将来的に日本が抱えるであろう課題とすでに対峙する課題先進県だからです(笑)。我々はこの環境を逆手にとって、課題解決のため知識を蓄え知恵を絞り、様々な角度から課題に挑戦しています。

――知恵を絞ることが”しまね”の笑顔に繋がるとお考えなのですね。

そうです。しかしそれでもまだ足りません。なぜなら”しまね”は少子高齢化や人口減少など、多くの課題があり、それらを解決していかなければならないからです。そこで私は、”しまね”に強運が必要だと考えています。強運というとピンと来ないかもしれませんが、ここで言いたいことは、強運を呼び込むために不断の努力をしましょうということです。
少しずつ人のために、地域のために、未来のために、何かやれることをやっていれば、必ず強運が舞い降りると信じています。知恵を絞るだけでなく、努力を継続し強運を引きつけることが出来れば、”しまね”をさらに笑顔にできると信じてますし、そうした思いをパーパスに込めています。

――社長の【”しまね”の人を笑顔にする知恵を絞り、”しまね”全体に強運を呼び込む努力を続ける。】という思いの実現に向けて、これから何をしていきたいですか?

まずは、「知恵を絞れる社員の育成」です。
特に私は社長という立場ゆえに、社内外問わずいろんな方と接する機会が多いです。自分独りの力でできることは限られていますが、人を成長させ、独りの力を何倍にもできる立場にいると考えています。その立場を利用して、私は一人でも多くの社員が知恵を絞り、発想できるような環境の整備に注力しています。具体的には、新入社員向けに「新人研修」や「トレーナー制度」、また全社員向けには資格にかかる費用を会社が全額負担する「資格取得支援制度」やキャリアについて考える「キャリアプラン研修」など様々な施策を行ってます。
このように、社員が成長できる環境を整え知恵を絞れる人材を育成し、そこで生まれた発想とデジタルを融合することでしまねの笑顔に繋げたいです。

――具体的にどういった人材に成長してほしいとお考えですか?

知恵を絶えず絞れる人間、諦めずに努力し続けられる人間です。そういった人材を育成し、その人たちが知恵を絞れば、その周りの人たちが笑顔になる。それが”しまね”全体まで広がれば、みんなが笑顔になる。そしてそのための手段としてデジタルは必ず必要になります。デジタルは無限の可能性を秘めており、私たちはその武器を持っています。
私たちは「デジタル×社員(努力し知恵を絞ることのできる人間)」という強みを活かし、”しまね”の課題解決に挑戦し続けます。

■山中社長の考えるテクノプロジェクトの理想の社員像

――社員にどのようなことを期待していますか?

まずは想いを持つこと、次にその想いを表現することです。
うちには約250人の社員がいます。その全員が何かしらの想いを持って取り組めば、明るい未来に繋がると信じています。だからこそ一人ひとり、想いをもって働いてほしいと思います。
「大きい目標を持っていれば偉い」とか「常にその夢を持っていてほしい」とかそういったことは思って無いです。ただ私は「何らかの想いを持っていれば、色んなチャンスをつかめる」と思っており、テクノプロジェクトの社員にはいろんな場面でチャンスを掴めるような人であってほしいです。
次にその想いを表現することについてです。”しまね” の人は思いもよらない発想や考えを自分の中に持っていたりしますし、知恵も能力も十分に備わっています。
そんな人たちに足りないと感じるのが「表現力」です。私は “しまね” の人が「あともう一歩行動できたら」「あと一言意見が言えたら」もっと “しまね” は活性化するのではないかと感じています。”しまね” の人の発想や考えは素晴らしいものなのに、それが埋もれてしまうのはもったいないと思うので、ぜひ想いや表現力を身に着けてほしいです。

――表現力が課題の1つなのですね。

そうですね。一人ひとりの想いと行動があってこそ企業は成長し、社会の笑顔につながっていくと考えているので、テクノプロジェクトの社員には発信力、表現力も磨いてほしいと思いますね。

――新入社員には何を期待されていますか?

新入社員はまだ何も知らない真っ白な状態だからこそ、その存在だけで周りは影響を受けて組織が活性化します。周りの社員は新人を幸せにしないといけない、守っていかないといけない、育てないといけないという意識を持っていますし、組織として必ず考えていく必要があると思っています。繰り返すようですが、新入社員はその存在だけで十分価値があるんです。なので、新入社員を迎え入れ現場に出てもらうだけで、期待の半分は応えてくれていると思っています。

――新入社員に期待する残りの半分は何でしょうか?

新入社員に期待する残りの半分は、自分なりに知識を溜めていってほしいということです。新入社員はピュアで発想力が無限大なので、知識をつけながら知恵を磨いていってほしいですし、それを表現できるようにしてほしいと思いますね。周りの上司や仲間が言っていることや様々な経験など、あらゆる角度から情報を吸収し、自分なりに理解することでレベルアップし続けてほしいと願っています。

■時代の変化に向き合う「技術欲」

――テクノプロジェクトの理念にある「技術欲」という言葉が生まれたのはどういった背景があったのでしょうか?

一般的に言えば、技術欲ではなく、技術力になると思うんです。しかしそれでも技術「欲」に決定した理由があります。それは「欲」という言葉には、技術をずっと欲する想いやチャレンジ精神、意欲が現れていると思ったからです。簡単に言うと、技術力は過去形で、技術欲は未来形の言葉だということです。この「技術欲」という言葉には、社員には現状で満足せず、未来に向けて努力する気持ちを持ち続けてほしいという願いが込められているのです。

■未来に繋がる「技術欲」

――今まで紡いできた技術欲を今後はどう活かそうとお考えですか?

令和という時代は明らかにこれまでとは違います。何が起こるかわかりません。だからこそ、その未来を作っていくのは私ではなく今の社員たちです。250名の社員たちが切磋琢磨しながら考えて進み、トライしながら見つけていくものだと考えています。私はこのような考え方を持っているので社員の考えを否定しないですし、それよりも応援する姿勢を大事にしています。ただし、そのためには社員個人の技術欲が重要になってきます。「生きるを良くする技術欲。」という言葉は、それだけ重みのある言葉なのです。

――山中社長にとって技術欲とは?

人を幸せにするものが技術だと思っています。それを今にとどまって現状に満足するのではなく、「まだできるよね」と前向きに考え、努力し続けられる力が「技術欲」という言葉にはあると信じています。
私はテクノプロジェクトを「信頼を裏切らない会社」、「常にちょっと先を行く会社」にしたいです。大きなことはできないかもしれないけれど、それでも人々の生活に寄り添い、みんなを笑顔にするために技術欲を持ち続けます。