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「チームで最高のものを創り出し島根県を守り続ける」アカウントSEのやりがいとは

「チームで最高のものを創り出し
島根県を守り続ける」
アカウントSEのやりがいとは
「チームで最高のものを創り出し
島根県を守り続ける」
アカウントSEのやりがいとは
小山さん
小山さん (第1バリューデリバリー部 システムエンジニア)

2019年に島根大学大学院を卒業し、テクノプロジェクトに入社(入社5年目)
現在は島根県の官公庁に導入しているシステムの運用保守を担当している

小山さん 小山さん_SP

「大学進学先の島根でお世話になった人たちの助けになりたい」という想いでテクノプロジェクトに入社した小山さん。システムの運用・保守担当ということもあり、直接お客様と関わって仕事をすることが多いです。島根のためにSEの最前線で働く彼女に、そのやりがいや困難を聞いてみました。

■島根県全体に影響が及ぶシステムに携われる緊張感とやりがい

――現在はどのようなお仕事をされていますか?

私はお客様先に行って、システムの運用や保守をメインとして行うアカウントSEとして働いています。主なお客様は島根県の官公庁様で、リリースされたシステムへの問い合わせに対してシステムの操作方法を回答したり、仕組みを説明したりしています。
また、国の制度が変わるタイミングでシステムの仕様変更を行うことも多いので、その際にお客様に新しいシステムの要件を聞いて、見積もりを出すこともやっています。お客様が日頃感じている「もっとこんな機能があればいいのに…」といったニーズもヒアリングで汲み取って、システムに反映させています。お客様が使いやすくなるようにシステムをより良くしていくのが私の仕事です。

――どのくらいの頻度でお客様先に行きますか?

取り扱うシステムにもよるのですが、基本的に月に1回定例会があるので、そのタイミングでお客様先に行きます。たまにお客様に会社に来てもらうこともありますよ。
現在はシステム保守のプロジェクトを7つ掛け持ちしていますが、お客様も島根県の官公庁様に限定されているので、そこまで大変ではないですね。逆に言えば、島根県全体に関わるシステムにそれだけテクノプロジェクトが携わっているということです。中には非常に重要な基幹システムもテクノプロジェクトが任されているので、非常に緊張感とやりがいのある仕事です。

――そういえば、小山さんの出身は島根県ですか?

いえ、出身は兵庫県で、大学で島根県に進学しました。大学生時代にお世話になってきた人の助けになればいいなと思って、そのままIターンで進学先の島根県で就職しようと考えていました。
自分にできることは何だろうといろいろと迷いながら、複数社のインターンシップに参加していたらたまたまテクノプロジェクトに出会いました。もともと数理科学科だったので、SEだったら自分の強みも活かせるのではないかと思い、そこでSEになろうと決心しました。

■島根にいる自分の知り合いを目に見えないところで支えている実感

――実際にSEの仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間はありますか?

はい、アカウントSEということもあって、お客様の声が直接入ってくるところがやりがいに繋がっています。システムの更新やメンテナンスをしたときに、「早く対応してくれてありがとう」「このシステムとても使いやすいね」などと感謝の言葉をお客様から直接かけてもらえるのは非常にうれしいです。

――大学生時代にお世話になった島根の人の助けになっている感覚はありますか?

ありますね。私の場合お客様が島根県の官公庁様ということもあり、エンドユーザー(最終的なサービスの利用者)は島根県民全員にあたるわけです。ですので、根底には島根県民や島根の地域のためにといった想いは常にありますし、働いているときはいつでも間接的に島根県に貢献している実感を抱いています。
テクノプロジェクト自体が島根に密接している中で、さらに私はより島根に近いところで地域活性化に繋がる仕事をしている感覚はあります。自分の知り合いを目に見えないところで支えている、入社前の自分の想いは実現できていると思っています。

――仕事をしていて大変だなと思うことは何かありますか?

お客様の要望を正確にチームのメンバーに共有することは難しいですし、仕事をしていて責任感を強く感じる瞬間でもあります。アカウントSEはお客様の声が最初に入ってきます。そしてそのお客様の要望を社内で開発しているSEに正しく伝える必要があります。もしお客様と開発SEの間で要件の齟齬があったら、時間をかけて制作したシステムも意味がありません。お客様に最初に使ってもらった時に、「こんなもの使えないよ」となると、それまで携わったすべての人の努力が台無しです。ですので、そういったコミュニケーションはより慎重に行うように心がけています。

■チームのメンバー同士や、お客様と社内メンバーの架け橋の役目

――仕事をする上で何かモチベーションになっていることはありますか?

チームで働くことですかね。私は一人で黙々と作業をするのが好きではないですし、得意でもないです。プログラミングの能力も、同期の他の人と比較するとあまり高いとは言えないかもしれません。だからこそ、そこを他の人に補ってもらいながら、他の人と意見を交わしながら良いシステムをつくっていくことが私のモチベーションになっています。そうやってチーム全員で協力して1つのプロジェクトを遂行したときは気持ちがいいですね。SEは基本的にチームで動くことが多いので、その点は私に向いていた職種だと思います。

――チームで働く上で意識されていることはありますか?

チーム内で認識をすり合わせて話を進めていくことです。全員が全員同じ伝え方で理解できるわけではないので、みんなで共通のイメージを持って話ができるようにわかりやすい言葉に言い換えたり、例え話を出すようにしたりしています。
これは社内のやりとりに限った話ではなく、お客様と打ち合わせをする際など、人とコミュニケーションをとる上で非常に重要だと考えています。先ほどもお話しましたが、もしお客様と開発SEの間で認識の齟齬があったら、せっかく作り上げたシステムも台無しになります。それを防ぐためにも、相手と私の間で認識が食い違わないように気を付けながらコミュニケーションをとっています。

――お客様とのコミュニケーションで齟齬をなくすために工夫していることはありますか?

「この認識であっていますか」という確認をこまめに繰り返すことです。また口頭だけでなく、議事録などの文書にしてお客様から承認を得ることもあります。そしてそれを正しくそのまま開発サイドのSEに伝えています。
それだけではなく、なるべく早い段階でお客様に一度使ってもらうことで、お客様のイメージとシステムが一致しているかどうか、一致していなければどこがズレているのかということを聞くようにしています。システム開発工程序盤のまだ取り返しがつく段階でお客様から意見をもらうことで、完成物をお客様の要望通りに仕上げられるようにしています。

■自分一人ではなくチーム全体で社会課題の解決に努める

――小山さんにとって「(生きるを良くする)技術欲」とは何ですか?

困っている人や社会の課題をチーム全体で解決するために、自分には何ができるのかということを追い求めていく姿勢ですね。これまで私は、ひたすらPCに向かってプログラミングをしてきたというよりかは、人と接して仕事をしてきた感覚が強いです。
「技術欲」と聞くと一見プログラミング技術や知識のイメージが先行してきますが、たとえ自分にその技術や知識が足りていなくても、他の誰かが補填できれば良いと私は思っています。その代わりにその人たちが苦手としていることを私の強みで補うことで、チーム単位で困りごとを解決するのが仕事だと考えています。まさに「一人はみんなのために、みんなは一人のために」の精神ですね。

他人と自分を比較しすぎると辛くなる時期がたまにあるので、自分が得意なことと苦手なことを割り切って考えることも多いです。チームのメンバーがいないとシステムは完成しないので、感謝の気持ちをもって日々接しています。周りの人の意見を素直に聞いて素直に受け止めて、お互いに協力しながらチームで仕事を進めていこうという気持ち、それが私にとっての技術欲です。