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「満足以上の感動を届ける」幅広い企業の課題に一社一社丁寧に向き合う

「満足以上の感動を届ける」
幅広い企業の課題に
一社一社丁寧に向き合う
「満足以上の感動を届ける」
幅広い企業の課題に
一社一社丁寧に向き合う
日下さん
日下さん (第1バリューデリバリー部 リーダー)

2015年にテクノプロジェクトに入社(入社9年目)
リーダー職として民間企業の業務システムのプロジェクト管理を任されている

日下さん 日下さん_SP

山陰の民間企業を主な担当とする民需チームでリーダーを務める日下さん。入社7年目と比較的早期でリーダーに任命された日下さんは、まさに活躍する女性社員のロールモデルといえる。今回は日下さんに、リーダーの仕事やリーダーになるまでの経緯、民需のお客様とどのように向き合っているかなどについて聞いてみました。

■幅広い業界の企業を相手にし、その業界・企業特有の課題を解決していく楽しさ

――日下さんの仕事内容を教えてください

現在は島根県・鳥取県の民間企業を担当している民需チームでリーダーとして働いています。企業の業種は製造業や建設業など様々ですが、その会社の方が業務で使うシステムを構築したり、運用保守をしたりしています。
例えば製造業のお客様では、今まで紙に書いていた作業記録の日報を電子化したり、蓄積した製造のデータを現場の大きなモニターに表示してリアルタイムに進捗が確認できたりするような包括的なシステムを作っています。

――民需のお仕事ならではの特徴はありますか?

いろいろな業界の知識を知ることができます。例えば医療チームであれば医療分野を深く突き詰めて学ぶ必要があると思いますが、民需の場合は様々な業界の企業が相手になるため、幅広い分野の知識が必要になります。他の業界の知識がもともとあるわけではないので、必要になったタイミングでその業界の知識をインプットしています。
特に現場の方が使うシステムはその業界・その企業ならではのものが多いので、実際に工場見学に行くなど、お客様先に行って勉強することもあります。お客様ごとに困っていることはそれぞれ異なるので、その悩みを個別に解決していくというところに民需のやりがいを感じます。

――リーダーとしてはどのような仕事をしていますか?

お客様とシステムの要件を詰めたり、開発作業をプロジェクトメンバーに依頼したり、そのレビューをしたりということをしています。リーダーは誰かに作業を依頼するという機会が多いので、社内のメンバーと接する際はいい関係性を築けるように意識しています。例えば、作業内容を伝えるだけでなく、その作業をやる目的や背景を作業内容と一緒に伝えるようにして、相手が前向きに取り組んでもらえるように心がけています。
またそれだけではなく、この人にはこのプロジェクトからどのような経験を積んでもらいたいか、どういった成長をしてもらいたいかといった人材育成の観点も含めて、誰に何を依頼するかという振り分けを考えるようにしています。

■これまで働いてきて「女性だから~」を感じたことは一度もない

――リーダーになるまでの社内での経歴を教えてください

入社後1~3年目は開発業務が多めで、そこでプログラミングをはじめとするSEの基礎力を磨きました。4年目以降は当時のリーダーに同行してお客様先に出向くようになり、小さな運用・保守プロジェクトから任されるようになりました。そして入社7年目の時点で、3年くらい続けていい評価がもらえていたので、そこで昇格の人事審査に進んでリーダーになることができました。
民需チームの上司からは「お客様とうまくコミュニケーションがとれているね」と褒めてもらえることはあったのですが、自分が想像していたよりも早い昇格となったので、少し驚きもありました。

――所属は入社してからずっと民需チームでしたか?

そうですね。「お客様と直接的に関わりたい」という自分の希望と合致しているので、特に異動はしていません。私が入社したての頃は、周りはベテラン社員がほとんどでした。女性は私と先輩社員を含めて2~3名程度しかいなかったですが、若手ということもあり上司や先輩社員の方々には良く接していただきました。私にとって非常に愛着のあるチームです。

――女性社員が少なくて仕事がやりにくいなと思ったことはなかったですか?

私は特にありませんでした。この会社で9年間働く中で、「女性だから~」というのを感じたことはありません。「女性だからプロジェクト管理をさせてもらえない」とか「女性だからリーダーになれない」みたいなことはありませんでした。安心して働くことができるので、テクノプロジェクトの職場の雰囲気は気に入っていますね。
その上近年では、社内のローテーションで異動してきたり協力会社の方が来たりとかで、現在私の周りは4割程度が女性です。今は特に女性が多くなっていますが、平均しても年々女性社員は増加傾向にあると思います。

――女性が働く上で、テクノプロジェクトの職場環境の良いところは何かありますか?

女性のライフプランに対する選択肢が十分に用意されているところです。女性の中には、生涯のうちに結婚や妊娠で仕事をお休みする時期がある人もいると思います。テクノプロジェクトでは産休・育休だけではなく家庭のための休暇やフォローが多数制度としてあります。女性社員に限った話ではないですが、育児のために短時間で勤務されている方もいますし、仕事と家庭をうまく両立されている方もいます。テクノプロジェクトの社員を見ていると、社員のライフプランに合わせて幅広い働き方ができるなと思います。私も今後は今よりももっと仕事と家庭の両立の追及ができるようにしたいと考えています。

■お客様の悩みの本質を見抜いて解決することで、満足以上の感動を提供する

――日下さんが仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

お客様の悩みの本質的な部分を探るようにしています。ただお客様の要望通りに対応すれば、お客様は満足するかもしれませんが、それ以上の感動は生まれません。お客様の悩みの本質を見抜き、想像を超えるような提案をして、お客様に「あなたに頼んで良かった」と思ってもらえるような仕事をしたいと考えています。

――お客様の悩みの本質を見抜くためにどのようなことを意識していますか?

お客様の抱える悩みをピンポイントで解決しようとするのではなく、その悩みの背景にも注目することです。具体的には、「なぜ使いにくいのか」という理由を聞いたり、その作業にたどり着くまでの業務の流れを確認したりしています。全体像を把握することによって、第三者の目線からお客様も気づいていない新たな提案ができるようになります。またお客様よりも私たちの方が、システムという手段で何ができるかを幅広く知っているので、お客様が考えつかないようなご提案をすることもできます。そのためにもまずはお客様に丁寧にお話しを伺って、悩みの背景となる情報を入手することが重要になります。

――日下さんにとって「(生きるを良くする)技術欲」とは何ですか?

“広い意味で”お客様それぞれに合った最適な解決策を提供するために、知識を蓄えていくことです。
これまでの民需チームのソリューションは、お客様から悩みや要望を聞いて、それに合うシステムを自分たちで開発して納めるというのが主流でした。確かにこれもお客様に合った解決方法なのかもしれませんが、すべての民間企業が自社システムを導入できるだけの予算があるわけではありません。現在世の中にはたくさんのITサービス・ツールであふれています。これからの提案は個別にシステムを作るだけではなく、お客様の予算に合うようにツールを組み合わせて安価に提供することも必要になると考えています。
作る技術も大事ですが、既にある技術を組み合わせる技術もまた大切だと思います。この業界にある様々なサービスやツールを吸収して、これまでよりも広い視野でお客様に合った最適な解決手段を提供していきたいです。